山景石ころ
糸魚川の海岸で拾った石に、白夜の北極をゆったりと歩いていくホッキョクグマの背中が見えました。 石にシロクマがすんでいる「シロクマの石」です。 えっ、シロクマなんて見えないよ。という方もいらっしゃるでしょう。 私は、この石の中心を左右に横切って…
白猫がすむ石、猫の石です。 糸魚川の海岸で拾った石に、こんな白猫の模様がありました。 流紋岩に地下で熱水が染み込んで、熱水の鉄分が石を茶色く染めたのですね。 熱水が染み込まなかったところが、ちょうど猫の形に残っているというわけです。 海岸で拾…
糸魚川の海岸で拾った 「風の谷のナウシカ」の石。 海岸で拾ったままの 削っても描いてもいない 自然石そのままの形と模様。 まなざしは 風の向こう 遠く まだ見たこともないけれど なつかしい未来 ナウシカの横顔の石。
糸魚川の海岸で拾った自然石は、「5を書く石」→「ごをかくいし」→「合格石」でした。 拾ったまま、削っても描いてもいない天然石そのままです。 受験シーズンに縁起のいいミラクルストーン。 この石は、2億年前の中世ジュラ紀の砂岩に、方解石の白い脈が5…
仰ぎ見る満天の星空の 無数に光る点のなかに、 一匹の、愛らしい小熊の姿を見いだしたとき、 太古の人はそのロマンチックな想像にどれだけ感動したことだろう。 海岸で拾った小石の ひとつの点や ひとつのくぼみに 何かを見つけたとき、 思わず、キャっとつ…
台風ニュースから目が離せない今日は「雷雨石」 激しい雨と、雷模様の自然石。 火山灰が降り積もってできた石なので、 「流紋岩の凝灰岩」と言います。 2億6000万年前に生まれた石です。 雷雨石の雷模様は、どのようにして作られたのでしょう。 それは…
海岸に落ちている小石の模様は、 いつも必ずしも見やすい場所にあるとは限らなくて、 こんな風に、先端にあることもあるのです。 目の前で見ると、 ちゃんと北海道の形をした模様なのだけれど、 1枚の写真にはおさまりません。 流紋岩は、マグマが固まった…
石がまだ地中にあったとき、地下から上がってきた熱水の鉄分がしみ込んで赤く染まったのでしょう。 熱水に染まらなかった染残しが四国の形にそっくりです。 時計回りに形をたどると、 左上の出っ張りは、しまなみ海道につながる今治あたり。 新居浜市のある…
台風が近づくと、一日に何度もTVに映る日本列島の地図。 この石が、まだ地中にあったとき、地下から上がってきた熱水がしみ込んで、その成分の鉄分が石を赤く染めました。 たまたま鉄分が染み込まなかった部分が、日本列島の模様になっていたわけです。 とは…
「おにぎり石」と同じく、海岸で見つけやすいのが「クリ石」。 左の石のように、茶色くて、1:3くらいのところに線が入っていたり、色が変わっていれば、ほとんどの石は栗に見えます。 けれど、右の石のように、 1. 三角形に近くて 2. 上の色が焦げ茶色…
糸魚川の海岸で拾ったおもしろ石コレクション。 きょうは、やっぱり「ラグビーボール石」でしょう。 日本38:サモア19 今晩のラグビーワールドカップ、サモア戦は、最後まで気持ちで押していく試合に感激しました。 新潟の糸魚川の海岸で拾ったまま削っ…
やれやれ、この頃いつも、こんな雨の降り方ばかりしてたんじゃ、ちっとも気分よく歌えないじゃないか。 そんなカエルのボヤキが聞こえてきます。 そういうわけで、カエルのボヤキ石。 今日は、激しすぎる雨が、日本列島を北上していきました。 こんな雨の後…
宝の石・・・宝石じゃない、宝の石。 ハリーポッターにもでてきた「賢者の石」。 ラピュタの「飛行石」。 宝の石をめぐる冒険物語は、いつも私たちをわくわくさせてくれます。 「夢の浮橋」は、実在する石の名前(銘)。 中国から日本にもたらされ、戦乱のさ…
焼き饅頭! おやき!と思った人もいるでしょうか。 焼き饅頭なんて、もう何年も見ていないし食べてもいないのに、突然、海岸にころがっている石に、焼き饅頭が見えたのですから、想像力って不思議です。 だって、焼き饅頭のような石を探して、焼き饅頭のよう…
おにぎり石は、奥が深いのです。 海岸を歩くと、三角形の「おにぎり石」は簡単に見つかります。 次から次にと見つかっちゃいます。 そして、コンビニのおにぎりのように、おにぎり石には、たくさんの種類があるのです。 このおにぎり石は、みずみずしく透き…
きのうは「おにぎり石」 きょうは「のりまき石」です。 白飯と海苔の組み合わせで、見た目はそっくりだけど、 右の石の、 白飯に見えるのは、石英。 海苔に見えるのは、変玄武岩。左の石の、 白飯に見えるのは、石英。 海苔に見えるのは、緑の石英。 右の石…
海岸で石拾いをするとき、誰もが最初に拾うのが、三角形のおにぎり石。 海岸には、いろんなおにぎり石が転がっています。 そんななかでも、この「おにぎり石」のように、海苔を巻いたような模様のある石を見つけたら、声をあげて喜んじゃいます。 この石の、…
6000万年前の流紋岩に、地中で熱水の鉄分がしみ込んでできた模様。 新潟県糸魚川の海岸で見つけたときから、わたしには酒瓶にしか見えないのですがいかがでしょうか。 海岸で拾ったまま、削っても描いてもいないのに、瓶の上の方にはちゃんと注ぎ口らし…
海岸の石探しは、模様を探すだけじゃなくて、質感を探すという楽しみ方もあります。 この流紋岩は牛肉そっくりに見えたので「牛肉石」と名付けました。 赤身部分だけの石なら、海岸にたくさん転がっています。 こんなふうに白い脂身まで付いていたのが、この…
これは「犬石」なんて言ったら申し訳ないくらい。 スヌーピーによく似た模様があってスヌーピーストーンと言った方がふさわしい感じ。 6000万年前の流紋岩に地中で熱水の鉄分がしみ込んで自然にできた模様です。 本物のスヌーピーより、6000万年も前…
模様のある自然石。最初は生き物シリーズから。 「犬石」と名付けたこの石は、2000万年前の流紋岩。 流紋岩は、マグマが冷えて固まってできたものです。 流紋岩ができたあと、地下から何度も熱水があがってきて、しみ込んだ鉄分が模様になりました。 川…
6000万年前の流紋岩に、地中で熱水の鉄分がしみこんでウサギの模様ができた石です。 「ウサギ石」と名付けました。 新潟県糸魚川の海岸で拾ったままの模様と形で、削ったり描いたりしていない自然石です。 熱水とは、「地下のマグマから出た水蒸気」や「…
高知県の桂浜に建つ坂本龍馬の銅像。 その桂浜の龍馬像の横顔によく似ている龍馬岩(と私が勝手に思っている)「龍馬の横顔岩」の写真です。 なぜ桂浜の龍馬像なのかというと、桂浜の龍馬像には、海に向かい遠く海のかなたを見据えている龍馬の姿を現すため…
今年も受験シーズン恒例「合格石」をブログに載せて、受験生の合格を祈念いたします。 がんばってね!! 5を書く石→ごをかく石→合格石! この石は、削ったり、描いたりしていない、拾ったままの状態で、自然の形と模様が「5」を描いているのです。 国内の…
石にひびが入って、欠けて、崩れて、波にもまれて丸くなって、残った姿が雪に覆われた白富士になった石です。 頂上を良く見てみると、ただ横一線の直線ではありません。富士の最高峰である剣ケ峯になるのでしょうか、右端がひと際高く尖って、3776mはこ…
これも糸魚川の海岸で拾った石。一目見てこの石柱の模様に覚えがあった。天へ天へとぐんぐん伸びていくような勢いがある模様に、群馬県の下仁田町にある妙義山の「日暮の景」を思い出した。紅葉シーズンの観光パンフレットでよく見る有名な景観だ。 見上げる…
石が冷え固まってから鉄分がしみこんで山の稜線が現れた石。 この山は、糸魚川と一緒に世界ジオパークに認定された島原半島の雲仙普賢岳のようです。噴火活動がまだ完全に沈静化していないころ、熊本と長崎を車で行き来することがありました。陸道が湾を迂回…
何千万年も前、石が生成される過程でできた成分のコントラストが偶然山の景色になっている山景石。自然にできた模様なのに山景石のすごいところは、山の季節や風という空気感まで表しているところです。 高い頂は雪で覆われているのでしょう。頂から右側にた…
糸魚川の海岸で拾う石だけど、とても魅力的な山の模様が数多くあります。これらは「山景石」と名付けてみました。 絵画的な雰囲気があって、これも自然の造形なのだから驚きます。