滋味日日・・はなぱんだ の「いいこと ”お福わけ”」

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「日本列島石」 Imaginative stone おもしろ石 vol.15

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 台風が近づくと、一日に何度もTVに映る日本列島の地図
 この石が、まだ地中にあったとき、地下から上がってきた熱水がしみ込んで、その成分の鉄分が石を赤く染めました。
 たまたま鉄分が染み込まなかった部分が、日本列島の模様になっていたわけです。


 とはいえ、この石ができた頃、まだ日本列島はありませんでした。
 その頃、後の日本列島になる”ところ”は、現在のユーラシア大陸朝鮮半島の北側の陸の”へり”あたりでした。
 その”へりあたり”が、次第に南に移動して、逆「くの字」型に折れ曲がって、今の日本列島の元になりました。


 ですから、この石の日本列島の模様は、まだ現在の日本列島がないころにできた日本列島の模様・・・設計図かな


 新潟県糸魚川の海岸で拾ったままの、削っても描いてもいない自然石です。

【これは海岸散策のススメです】
 海風、波の音、潮のかおり、どこまでも広がる大海原と水平線・・・深~くリラックスしていると、足元にころがっている石の模様にナニカを見つけたりするのです。
 それは、それまで頭の中で堅くスクラムを組んで固定化していた回路が、手をほどいてみんな思い思いにリラックスしている感じです。
 そして、気持ちよく伸ばした手で、あたらしい相手と新鮮な気持ちで手をつなぎ直す・・・頭の中がそんなふうになっている感じがするのです。
 何億とか何千万年のあいだに起こってきた地殻変動は、私たちの時間軸から見るとはるかに大きな地球の営みです。
 その歴史が、手のひらにのるような小さな石に刻まれて、偶然おもしろい模様が生まれます。
 そんなおもしろ石は、Imaginative stoneというか、The stone which excites imagination想像をかきたてる石で、奇跡の石Miraculous stoneでもあるのです。
 海岸を散策しながら、地球46憶年、日本列島2000万年の歴史を感じてみるの、オススメです。
Hanapanda