高知県の桂浜に建つ坂本龍馬の銅像。
その桂浜の龍馬像の横顔によく似ている龍馬岩(と私が勝手に思っている)「龍馬の横顔岩」の写真です。
なぜ桂浜の龍馬像なのかというと、桂浜の龍馬像には、海に向かい遠く海のかなたを見据えている龍馬の姿を現すために、他の龍馬像にはない大きな特徴があるのです。
それは、吹き付ける海風に向かって立つ龍馬の頭頂の髷(まげ)が、向かい風にあおられて立ち上がっている姿を描いていることです。
浪人であった龍馬だからそんなにきっちりと髷を結っていない姿なのだという見方もあるでしょう。
でも、その時代、まさに海の向こう、つまり海外からいやおうなしに吹き付けてくる強い風に面と向かって立つ龍馬を、吹き付ける強い海風=列強からの外圧とともに描くことで、生き生きとした龍馬像になっているのだと思わずにはいられません。
この「龍馬の横顔岩」、海に向かって、海のかなたを見据えながら、ちゃんとてっぺんに吹き付ける海風にあおられている髷(まげ)のような岩まであるのです。
どれくらい高知の桂浜の龍馬像と似ているか、ほかのHPの写真で見比べてみてください。
自然の造形なのに、お見事というくらい似ています。