滋味日日・・はなぱんだ の「いいこと ”お福わけ”」

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「ワカメおにぎり石」Imaginative stone おもしろ石 Vol.9

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 おにぎり石は、奥が深いのです。
 海岸を歩くと、三角形の「おにぎり石」は簡単に見つかります。
 次から次にと見つかっちゃいます。
 そして、コンビニのおにぎりのように、おにぎり石には、たくさんの種類があるのです。


 このおにぎり石は、みずみずしく透き通った深い緑色がちりばめられています。
 緑色のピュアな透明感が、新ワカメの質感にそっくり!
 とてもきれいです。
 写真に、そのきれいな緑色がそのままの美しさで写らないのが残念です。
 新潟県糸魚川の海岸で拾ったままの、削っても描いてもいない自然石。幅25㎜のペンダントトップになりそうなちっちゃい石なんです。


 このワカメおにぎり石は、ロジン石
 ロジンって、弦楽器の弓に塗ったり、野球で投手が使うロジンバッグの、あのロジン
 松脂?
 「この石はロジン石です」と教えてもらって、「はい」とわかって帰ってきたつもりが、よくよく考えると何もわかっていなかったのです。
 ロジンってナニ?
 その成分は、どんなプロセスを経てこの石になったの?
 そんな大事なことを聞き忘れてきたのでした。
 次の宿題です。


 海岸散策の石拾い。まずはおにぎり石を集めてコレクションしてみませんか?
 多彩なおにぎり石のひとつひとつがナニ石なのか、それを分類するだけで「おにぎり石コレクション」とともに、自分だけの石の標本ができちゃいます。
Hanapanda
【これは海岸散策のススメです】
 海風、波の音、潮のかおり、どこまでも広がる大海原と水平線・・・深~くリラックスしていると、足元にころがっている石の模様にナニカを見つけたりするのです。
 それは、それまで頭の中で堅くスクラムを組んで固定化していた回路が、手をほどいてみんな思い思いにリラックスしている感じです。
 そして、気持ちよく伸ばした手で、あたらしい相手と新鮮な気持ちで手をつなぎ直す・・・頭の中がそんなふうになっている感じがするのです。
 何億とか何千万年のあいだに起こってきた地殻変動は、私たちの時間軸から見るとはるかに大きな地球の営みです。
 その歴史が、手のひらにのるような小さな石に刻まれて、偶然おもしろい模様が生まれます。
 そんなおもしろ石は、Imaginative stoneというか、The stone which excites imagination想像をかきたてる石で、奇跡の石Miraculous stoneでもあるのです。
 海岸を散策しながら、地球46憶年、日本列島2000万年の歴史を感じてみるの、オススメです。