糸魚川の海岸で拾った自然石は、「5を書く石」→「ごをかくいし」→「合格石」でした。
拾ったまま、削っても描いてもいない天然石そのままです。
受験シーズンに縁起のいいミラクルストーン。
この石は、2億年前の中世ジュラ紀の砂岩に、方解石の白い脈が5の字模様に入った自然石なのです。
【合格石の誕生ヒストリー】
まだ地球上に人間が存在していない恐竜の時代だった2億年前の中世ジュラ紀に、川から流れ出た砂が長い時間をかけて海の底にたまって砂岩の層を作りました。その砂岩がこの合格石のグレーの部分ですね。
最近地震が多いけど、それは少しも不思議なことでなく、地球上では常に大地を揺るがす大きな地殻変動が起こっているのです。
長い地球の歴史の中では、海の底が隆起(持ち上がること)して山になるような大きな地殻変動も起こりました。
この合格石も、そんな大きな地殻変動を経験したのでしょう。
海の底でできた砂岩の層が、隆起して山になりました。
そのとき、砂岩の層にはバッキバキに亀裂が入りました。
その亀裂に、地下から熱水(地下水がマグマで温められたものやマグマからの水蒸気など、つまりは温泉!)が入り込んで冷えて固まりました。その熱水の成分が白く固まってできたのが方解石の白い筋です。(それがこの合格石の5の字の正体です)
その後、この方解石の白い筋が無数に入った砂岩の層は、川に侵食されて、崩されて、大小の岩や石に砕かれて、また長い年月をかけて、山から海へと川を転がっていきました。
海に出たこの合格石は、それからまた長い年月を海底で波に転がされて、ある日、大波とともに、糸魚川の海岸に、写真のような形になって打ち上げられたというわけです。
そのとき、2億年の長い年月のはてに、ちょうど5の字の模様が表面に現れた形で海岸に打ち上げられたのは、とてもミラクルな地球の造形だということです。
幾多の天変地異の試練のはてに、合格石となったこの石で、子年2020年受験生みなさんの合格を心よりお祈りいたしまチュー。
Hanapanda