滋味日日・・はなぱんだ の「いいこと ”お福わけ”」

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「雷雨石」 Imaginative stone vol.18

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 台風ニュースから目が離せない今日は「雷雨石」
 激しい雨と、模様の自然石。


 火山灰が降り積もってできた石なので、
流紋岩凝灰岩」と言います。
 2億6000万年前に生まれた石です。


 雷雨石の模様は、どのようにして作られたのでしょう。


それは、
地中で、
この石のシマシマが生まれた後に、
地殻変動などの大きな力が加わって、
ぎゅうぎゅう押されたとき、
この石がやわらかかったため、
押されてもシマがプツンと切れてズレてしまうようなことはなく、
ぐにゃりと曲がってできたものです。


 こんなふうに折れ曲がったところを、
岩石のキンクバンド」と言うそうです。
 これが雷雨石の、雷模様の正体です。


 新潟県糸魚川の海岸で拾ったままの、削っても描いてもいない自然石です。

【これは海岸散策のススメです】
 海風、波の音、潮のかおり、どこまでも広がる大海原と水平線・・・深~くリラックスしていると、足元にころがっている石の模様にナニカを見つけたりするのです。
 それは、それまで頭の中で堅くスクラムを組んで固定化していた回路が、手をほどいてみんな思い思いにリラックスしている感じです。
 そして、気持ちよく伸ばした手で、あたらしい相手と新鮮な気持ちで手をつなぎ直す・・・頭の中がそんなふうになっている感じがするのです。
 何億とか何千万年のあいだに起こってきた地殻変動は、私たちの時間軸から見るとはるかに大きな地球の営みです。
 その歴史が、手のひらにのるような小さな石に刻まれて、偶然おもしろい模様が生まれます。
 そんなおもしろ石は、Imaginative stoneというか、The stone which excites imagination想像をかきたてる石で、奇跡の石Miraculous stoneでもあるのです。
 海岸を散策しながら、地球46憶年、日本列島2000万年の歴史を感じてみるの、オススメです。
Hanapanda