仰ぎ見る満天の星空の
無数に光る点のなかに、
一匹の、愛らしい小熊の姿を見いだしたとき、
太古の人はそのロマンチックな想像にどれだけ感動したことだろう。
海岸で拾った小石の
ひとつの点や
ひとつのくぼみに
何かを見つけたとき、
思わず、キャっとつぶやいたり、
ものすごく嬉しかったり、楽しかったり、感動するのは、
つまりはそういうこと。
新潟県糸魚川の海岸で拾ったままの、削っても描いてもいない自然石。
偶然生まれたであろう形とくぼみと点に、こんな想像がふくらみました。
ラグビーベア。ラグビー熊。
今週は何を見てもラグビーと結びついちゃう。
【これは海岸散策のススメです】
海風、波の音、潮のかおり、どこまでも広がる大海原と水平線・・・深~くリラックスしていると、足元にころがっている石の模様にナニカを見つけたりするのです。
それは、それまで頭の中で堅くスクラムを組んで固定化していた回路が、手をほどいてみんな思い思いにリラックスしている感じです。
そして、気持ちよく伸ばした手で、あたらしい相手と新鮮な気持ちで手をつなぎ直す・・・頭の中がそんなふうになっている感じがするのです。
何億とか何千万年のあいだに起こってきた地殻変動は、私たちの時間軸から見るとはるかに大きな地球の営みです。
その歴史が、手のひらにのるような小さな石に刻まれて、偶然おもしろい模様が生まれます。
そんなおもしろ石は、Imaginative stoneというか、The stone which excites imagination想像をかきたてる石で、奇跡の石Miraculous stoneでもあるのです。
海岸を散策しながら、地球46憶年、日本列島2000万年の歴史を感じてみるの、オススメです。
Hanapanda