滋味日日・・はなぱんだ の「いいこと ”お福わけ”」

"はなぱんだ”の パンダと猫と ごろごろと

「うさぎ石」Imaginative stone おもしろ石 Vol.1

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 6000万年前の流紋岩に、地中で熱水の鉄分がしみこんでウサギの模様ができた石です。
 「ウサギ石」と名付けました。
 新潟県糸魚川海岸で拾ったままの模様と形で、削ったり描いたりしていない自然石です。
 熱水とは、「地下のマグマから出た水蒸気」や「地下のマグマであたためられた地下水」のことです。
 つまり、温泉も、この熱水の一つです。
 三連休中に、どこかの温泉地に出かけて、マグマであたためられた熱水に入ってこられましたか?うらやましいです。


 このウサギ石は、温泉・・つまりしみこんできた熱水の成分に鉄分が含まれていたため、赤く染められたのですが、年月が経ちすぎて鉄分の酸化が進んでいたなら、この赤色は茶色に変色していたことでしょう
 たまたま、まだ酸化が進んでいなかったため、ウサギの目が赤いまま残っていたり、自然と年月の偶然で生まれたおもしろ石です。


 これは海岸散策のススメです。
 海風、波の音、潮のかおり、どこまでも広がる大海原と水平線・・・深~くリラックスしていると、足元にころがっている石の模様にナニカを見つけたりするのです。
 それは、それまで頭の中で堅くスクラムを組んで固定化していた回路が、手をほどいてみんな思い思いにリラックスしている感じです。
 そして、気持ちよく伸ばした手で、あたらしい相手と新鮮な気持ちで手をつなぎ直す・・・頭の中がそんなふうになっている感じがするのです。
 何億とか何千万年のあいだに起こってきた地殻変動は、私たちの時間軸から見るとはるかに大きな地球の営みです。
 その歴史が、手のひらにのるような小さな石に刻まれて、偶然おもしろい模様が生まれます。
 そんなおもしろ石は、Imaginative stoneというか、The stone which excites imagination想像をかきたてる石で、奇跡の石Miraculous stoneでもあるのです。
 海岸を散策しながら、地球46憶年、日本列島2000万年の歴史を感じてみるの、オススメです。

 Hanapanda