孵化して13日目。
巣立ちは近いという巣立ち直前のカワラヒワのヒナは、きのうのクールさから一変して、とにかく飢えているのです。
お腹がすいてすいて仕方がないという騒ぎ方でエサをねだります。いくらねだってもカメラがエサをあげたことは一度もないのに、今日は節操なくねだります。
あれっ、もしかしたら、カワラヒワの親鳥が巣立ちをうながすために絶食気味にしているの?
あたりを見渡してみても、今までなら遠からずのところに姿が見えていた親鳥の姿が、きょうは見当たらないのです。
お昼にもいなくて・・・・
ちょっと心配になったから、15時にもう一度のぞいてみたら、相変わらずヒナたちは腹ペコで、必死にエサをねだるし・・・
もう、親鳥はエサをくれないのかも知れないよ・・・期待しているヒナたちがかわいそうになりました。
エサを欲しがって鳴くヒナの声は、ピェというようなちょっと語気の強いうったえるような声。
その強さが、今日はいままでで一番強いから、よほどお腹がすいている様子。
玄関のインターホンのモニターを押すと、植木のなかの姿は見えなくてもヒナの声はよく聞こえます。
きょうの午後はずっとこの声。
と心配していたら、15時30分にどこからかあらわれた親鳥が巣のある植木に入って行きました。
途端に、ぴちゅぴちゅと今までにない甘えたヒナたちの声。
あーーーやっとエサをもらえたのかと安心しました。
明日は孵化して14日目。孵化して巣立つのは14日後と一般的に言われている日数です。
野鳥の親鳥はどうして巣立ちの日を知るのでしょうか。
野鳥のヒナも、どうやって巣立ちを自覚するのでしょうか。
羽がのびて、カワラヒワらしい色の飛ぶための羽が見えてきました。
くちばしも、伸びて強そうになりました。
でも、親鳥にくらべると、形は似てきたけれど、まだかなり小さいんだよね
巣ができてから巣立つまでの37日の全記録はこちらに↓
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