滋味日日・・はなぱんだ の「いいこと ”お福わけ”」

"はなぱんだ”のパンダ・パンダ・パンダ

糸魚川紋様石vol.38「鵜呑みにしない 鵜石」奇石という奇跡

f:id:a31017:20210718023905j:plain
糸魚川紋様石38鵜

糸魚川紋様石
石が描く世界は 転転
【鵜呑みにしない 鵜石】
 この石は3つ前のブログ記事の「カツオドリ」、2つ前の「古代エジプトのセクメト」、ひとつ前の「鶴」と同じ紋様石。
 鶴を60度傾けて、足が見えないくらいクチバシ側からながめると、”飛翔する鵜”になります。
 魚を丸呑みして、そのまま吐き出す特性は、古代から世界中で漁法として利用されてきました。
 日本には、縄文時代に伝わったと言われています。


 「鵜」という字は、中国でペリカンをあらわす言葉なのだとか。
 図書館の鳥類図鑑で
「鵜」のページを見ると、ペリカン目 ウ科 ウ属」なるほど、魚を丸呑みにするものね・・・!?と、鵜呑みにしてはいけません。


 今までは見た目などを重視して鳥類が分類されていました。それが近年DNAをもとに再調査し見直し、2012年に鳥類の分類が大改訂されました。
 その結果、
は、「カツオドリ目 ウ科 ウ属」になり、カツオドリの仲間であることが判明したのです。図書館の図鑑は2012年より前の古い図鑑だったのです。これからは鳥類の分類を見る時、2012年以降の分類による表記か確認しなくちゃと学んだのでした。

 この石の鵜の紋様を、90度右に回転するとカツオドリになるのですから、石の紋様は奥深い。
 ”鵜呑み”には、「噛まずにゴックンのみこむこと」の意と、「よく吟味検討せずに信じて受け入れること」の意があることを、しみじみ心に刻まされる紋様石。
 少し賢くなった気がしてドライブした街中で、「あっ、鵜石の紋様 見っけ!」・・・ツルハドラッグの看板でした。
「”発想”に終わりを設けない」。発想の旅は どこまでも・・・


 糸魚川ラベンダービーチで拾ったまま、描いても削っても磨いてもいない無加工の自然の紋様石(奇石)。
 地球の歴史が記された糸魚川紋様石(奇石)。
 それは”奇石”という名の”奇跡”だから・・・

 ラベンダービーチを埋め尽”くす何億・何十億個の小石に、こんな模様・紋様が隠れている。
 地球が何かを意図してつくり出した紋様石じゃないから、”何”を見つけ出すかは、”その人次第”
 ”あなた”が見い出した模様・紋様には、きっと”あなた”があらわれている。探す人が多ければ多いほど、たくさんの模様・紋様が見つかるから、みんなで探したらもっと楽しい

糸魚川紋様石】
 糸魚川フォッサマグナで有名です。日本で、世界で、有数の地殻変動がさかんなところだから、海岸を埋め尽くす小石の多くに個性的な模様や紋様があります。紋様をつくり出したのは、火山噴火や地殻変動やマグマや熱水の上昇と、何千万年という長い時間。つまり小石の模様は、地球の息づかいの痕跡地球の歴史
 石の模様・紋様から、これができたプロセス(過程)をさかのぼって推理する地理・地学はワクワクする

【石を拾った場所】
 新潟県糸魚川市えちごトキめき鉄道青梅駅」から1㎞のラベンダービーチ。ラベンダー色の翡翠が拾えるので、こんなロマンチックな名前がついています。駅と海岸の間にセブンイレブンがあって、海岸横に海岸利用者用の公衆トイレもあるので、安心して海岸散策と石拾いができます。
糸魚川紋様石をさがすには】
 鉱物の知識や、山登り・秘境探検のスキルがなくても大丈夫。
 必要なスキルはたった一つだけ。それは見立てにとどまらない想像力”。 必要なスキルは ”想像力” だけ
【by tamatama7373(たまたまなみなみ)】
 ブログ左のカテゴリーにある「偶偶石(たまたまいし)」「偶偶絵石(たまたまえいし)」もすべて糸魚川紋様石です。