糸魚川紋様石
石が描く世界は 謎謎
【カツオドリ そして】
「鰹鳥(カツオドリ)」。
「勝つ踊り(勝利の舞)」ではないけれど、なんだかいい名前。
伊豆諸島や南方の海にいて、魚を捕って食べている。
だから、飛翔してハンティングする姿を見ることはできないのだけれど、街中に結構いる。
夏になると特に目立つ CHUMS(チャムス)のTシャツ。
CHUMS(チャムス)は1983年に生まれたファッションブランド。そのブランドマスコットが カツオドリ。Booby Bird。
夏に街でバードウォッチングしたら 二桁は見つかる。
ところで、この石には、”もう一つ別のモノがアル”のだけれど、見つけられるかな?
カツオドリの模様は、石がまだ地中の岩盤だった時に、地下から上昇してきた熱水が染み込んで、熱水の成分だった鉄分が茶色く石を染め、カツオドリは染め残ったもの。くちばしに見えるところに、それより鉄分の成分が薄い熱水が、違う時期に上昇してきて染み込んだのが見える。それが丁度 くちばしらしさを作り出しているのだから、おもしろい。
糸魚川のラベンダービーチで拾ったまま、描いても削っても磨いてもいない無加工の自然の紋様石(奇石)。
地球の歴史が記された糸魚川紋様石(奇石)。
それは”奇石”という名の”奇跡”だから・・・
ラベンダービーチを埋め尽”くす何億・何十億個の小石に、こんな模様・紋様が隠れている。
地球が何かを意図してつくり出した紋様石じゃないから、”何”を見つけ出すかは、”その人次第”。
”あなた”が見い出した模様・紋様には、きっと”あなた”があらわれている。探す人が多ければ多いほど、たくさんの模様・紋様が見つかるから、みんなで探したらもっと楽しい。
【糸魚川紋様石】
糸魚川はフォッサマグナで有名です。日本で、世界で、有数の地殻変動がさかんなところだから、海岸を埋め尽くす小石の多くに個性的な模様や紋様があります。紋様をつくり出したのは、火山噴火や地殻変動やマグマや熱水の上昇と、何千万年という長い時間。つまり小石の模様は、地球の息づかいの痕跡、地球の歴史。
石の模様・紋様から、これができたプロセス(過程)をさかのぼって推理する地理・地学はワクワクする。
【石を拾った場所】
新潟県糸魚川市。えちごトキめき鉄道「青梅駅」から1㎞のラベンダービーチ。ラベンダー色の翡翠が拾えるので、こんなロマンチックな名前がついています。駅と海岸の間にセブンイレブンがあって、海岸横に海岸利用者用の公衆トイレもあるので、安心して海岸散策と石拾いができます。
【糸魚川紋様石をさがすには】
鉱物の知識や、山登り・秘境探検のスキルがなくても大丈夫。
必要なスキルはたった一つだけ。それは見立てにとどまらない”想像力”。 必要なスキルは ”想像力” だけ。
【by tamatama7373(たまたまなみなみ)】
ブログ左のカテゴリーにある「偶偶石(たまたまいし)」「偶偶絵石(たまたまえいし)」もすべて糸魚川紋様石です。