滋味日日・・よく食べることはよく育むことだから

食べものにていねいにむきあうと、食べものは思わぬ底力をみせてくれるものです。驚かされて、感謝して・・・そういうところに ”滋味” は育まれて・・・

”きな粉” に こだわってみる

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 昨年、おいしくない”きな粉”を食べて、はじめて、きな粉ものによってこんなにも味がちがうのだと痛感しました。


 パン屋さんの小麦粉。
 お蕎麦屋さんのそば粉。
 粉が違うと風味もうま味も天と地ほどちがいます
 それなのに、きな粉は、近所のスーパーでよく見慣れた昔ながらのパッケージのものをいつも買っていたから、ことさらに品質や味をもっとどうこうと考えたことはありませんでした。
 でも、いよいよ、おいしくないきな粉も平然とでまわる時代になったようです


 そんなわけで、きな粉の味にちょっと関心を持つようになりました。



 写真の”きな粉”は、この一年に買って一番おいしかった”きな粉”「黒豆きな粉 日の本キング㈱」
キング印で通ります。
 パッケージの左上のキング印の文字と、トランプのキングの絵がいい感じ。なんて思ってます。
 大豆の中でも一番の大粒で、黒大豆の王者といわれる国内産丹波黒豆が100%使用されたきな粉
 この黒大豆を昔ながらの回転直火式遠赤外線焙煎で手間暇かけて作られたきな粉
 風味がよくて、お餅抜きで、このきな粉だけ食べていたいというくらい・・・実際にこれだけ食べている・・食べられるほど粉の風味となめらかさ、まろやかさ、うま味です。


 そもそも、どうして昨年、おいしくないきな粉を食べたのかと言うと、年末に忙しくてすっかりお節の食材買い出しに出遅れてしまい、すでにきな粉がなくなっていて、仕方なくコンビニで見たことのないきな粉を買ったからなのです。
 まあきな粉だから、そんなに大差ないだろうとあなどっていたのが大間違いでした。


 昨年の失敗きな粉は、まるで砂をかむような食感と味のなさ、香りのなさ・・・そもそも原料の豆自体に、たぶん風味もうま味もないのでしょう。そんな豆になんとか風味をつけようと炒ったのでしょうが、うま味のない豆をいくら炒ってもうま味も風味もでるはずがありません。それでもせめて炒った香ばしさでもつけば風味が出ると考えたのでしょうか、あきらかに炒りすぎで、そんな炭化寸前の豆を粉にした感じでした。そのうえ、細かく粉にされてもいない粗い粉・・・それで砂をかむようなきな粉になったのだと想像できました。


 よく考えると、原材料の大豆は乾物です。
 最近、この乾物の品質がまったく信用できません。
 まして、きな粉は、豆を粉にひいているので、もはやもとの大豆を見ることはできないのです。
 どんな大豆だったのでしょう?
 どんなコンディション?
 カビが生えていたり、虫がわいたりしていない?(マックのチキン工場の映像を見てるから・・)
 いつごろ採れて作られた大豆なのでしょう?
 粉になったのはいつでしょう?
 粉になってしまうと、もうまったくわかりません。


 先週TVで、小麦アレルギーのある人、実は小麦でアレルギー反応がおきているのではなく、古い小麦粉にわいたダニでアレルギーがおきているのだという人が少なくなくて、だから、ちゃんとアレルギー検査して、ほんとうに小麦アレルギーか調べた方がいい・・・と言っていました。
 粉ものの品質って、無関心だとほんとうにコワイ。