しらす干しを炒めてカレー味にしたもののようだけど、ひとつもふたつも工夫があります。
【工夫その1】
カレー粉を使いません。
カレー粉を使うとただのカレー粉味になっちゃうから。
カレー風味にしたいけど、カレー粉味にしちゃうと辛みにしらすのうま味が隠れてしまうから
【工夫その2】
使うのはたった3種のスパイスだけ。
最小限のスパイスでカレー風味に仕上げました。
あまりにたくさんのスパイスを使ったのではおぼえていられないから。
【工夫その3】
辛くありません。子どももOK!
カレー粉を使うと結構辛いのですよね。
このしらすは辛くありません。
もちろん辛くすることも簡単にできます。チリペッパー(カイエンペッパー)を加えたら好きな辛さに調整できます。
というわけで、
使うスパイスは、ターメリック、コリアンダー、フェンネルだけ。
覚えるために”タメ・コリ・フェ”・・・いま思いついたただの造語です。
ターメリックは、ショウガ科ウコン属の植物で、「秋ウコン」と呼ばれていて、ウコンの仲間です。
黄色い色素成分は、クルクミンです。
なんだか、お酒を飲むときのおつまみによさそうですね。
【材料】
しらす干・・・ここで使っている「しらす干」は以前ブログに書いた、釜揚げしらすをちょっと干した(ちりめんじゃこほど干していない)もののことです。
オリーブオイル
ターメリック(パウダー)
コリアンダー(パウダー)
フェンネル(パウダー)
しらす干の塩味をいかすので、塩はいれません
【つくり方】
1.小さなテフロン鍋にオリーブオイルをひいてあたためる。
2.ターメリック、コリアンダー、フェンネルをふりいれて香りをたたせる
スパイスを焦がさないように!苦くなっちゃいます。ほどよい温度で。
3.香りがたったらすぐにしらす干を入れて炒めてできあがり
スパイスの割合はお好みで。
私は、ターメリックを最初にふりいれて、コリアンダー、フェンネルはターメリックの1/3位の量かなあ?1/2かなあ?
しらす干の味がしっかりしているので、いつも適当に入れているのだけれど、全然失敗しないのです。
辛くしたかったら、チリペッパー(カイエンペッパー)を加えたら好きな辛さになります。
もっと深く複雑なカレー味を追求したいなら、このベースにガラムマサラやクミンなどカレーの定番スパイスを加えていくといいです。
でも、この3種のスパイスだけのしらす干し、しらすのうま味が損なわれなくて結構いけるんです。
いくら辛くないからといって、ターメリックやフェンネルを入れすぎると苦くなるから注意して。
火からおろしてしばらくすると、黄色い色はぐっと濃くあざやかになるから、炒めているときは物足りないくらいの色味で充分です。
つくりおきにオススメです。