
糸魚川紋様石
石が描く世界は 爛爛(らんらん)
【イボダイ 見覚えのあるアイドル顔】
「イボダイ」だけど「エボダイ」と発音する方が通じやすい。
おいしいイボダイの干物。
西日本はナマで食す。東日本は干したり、煮たり。
どちらにせよ、アイドル顔のぱっちり目を見ることはなかなか ない。
前のブログのサンマ石と同じように、地中でグレーの岩盤だった時、地殻変動で隆起して亀裂が入ったところに、地中の熱水が上昇してきて亀裂に入り、白く結晶したもの。サンマ石のように、岩盤に亀裂が入って破片などなどぐしゃぐしゃになっていない、すっと一筋の亀裂。それがエラのところ。大きな亀裂にたっぷり熱水が入り込んで厚い石英の層ができたのが目のところ。こんなにきれいに丸く削られて、しかも真ん中に黒目まで・・・川と海が転がしながら作った自然の造形。キョトンとした目が愛らしい。

糸魚川のラベンダービーチで拾ったまま、描いても削っても磨いてもいない無加工の自然の紋様石(奇石)。
地球の歴史が記された糸魚川紋様石(奇石)。
それは”奇石”という名の”奇跡”だから・・・
ラベンダービーチを埋め尽”くす何億・何十億個の小石に、こんな模様・紋様が隠れている。
地球が何かを意図してつくり出した紋様石じゃないから、”何”を見つけ出すかは、”その人次第”。
”あなた”が見い出した模様・紋様には、きっと”あなた”があらわれている。探す人が多ければ多いほど、たくさんの模様・紋様が見つかるから、みんなで探したらもっと楽しい。
【糸魚川紋様石】
糸魚川はフォッサマグナで有名です。日本で、世界で、有数の地殻変動がさかんなところだから、海岸を埋め尽くす小石の多くに個性的な模様や紋様があります。紋様をつくり出したのは、火山噴火や地殻変動やマグマや熱水の上昇と、何千万年という長い時間。つまり小石の模様は、地球の息づかいの痕跡、地球の歴史。
石の模様・紋様から、これができたプロセス(過程)をさかのぼって推理する地理・地学はワクワクする。
【石を拾った場所】
新潟県糸魚川市。えちごトキめき鉄道「青梅駅」から1㎞のラベンダービーチ。ラベンダー色の翡翠が拾えるので、こんなロマンチックな名前がついています。駅と海岸の間にセブンイレブンがあって、海岸横に海岸利用者用の公衆トイレもあるので、安心して海岸散策と石拾いができます。
【糸魚川紋様石をさがすには】
鉱物の知識や、山登り・秘境探検のスキルがなくても大丈夫。
必要なスキルはたった一つだけ。それは見立てにとどまらない”想像力”。 必要なスキルは ”想像力” だけ。
【by tamatama7373(たまたまなみなみ)】
ブログ左のカテゴリーにある「偶偶石(たまたまいし)」「偶偶絵石(たまたまえいし)」もすべて糸魚川紋様石です。