滋味日日・・いいこと ”お福わけ”

アートで 凝り固まった「先入観」を超えていく

「石の女神様」現代アート 石 Contemporary Art 偶偶絵石vol.26

f:id:a31017:20200809014656j:plain
現代アート  偶偶絵石vol.26「石の女神様」

 石に、太古の髪形とたなびく衣を思わせるチャーミングな女神さまの模様がありました。
「石の女神様」で有名なのは、”女性の願いならひとつは必ずかなえてくれる”というご利益で、オリンピック前に野口みずき選手が参拝して見事金メダルを手にしたことが有名な三重県鳥羽の「石神さん」でしょうか。石が御神体で、ここに海神”綿津見神(ワタツミ)”の娘”玉依毘売命(タマヨリヒメ)”が現れたという言い伝え。
 ”ひとつは必ずかなえてくれる”・・・今は「コロナウィルスが消えてなくなること」しか思いつかない・・・



 それとも「石の女神様」と言えば、奴奈川姫(ヌナカワヒメでしょうか。
 この石を見つけたのは糸魚川市の田海川の河口に隣接する海岸です。田海川は、ヒスイの二大産地である姫川と青海川の間にあって、田海川の河口から500mくらい上流に古代のヒスイ加工場だった遺跡が点在していることから、奴奈川姫伝説の「奴奈川」はこの田海川ではないかと地元で言われているところです。
 糸魚川ヒスイは、5000年前にはすでに600㎞以上離れた青森県三内丸山遺跡にも運ばれていました。
 権力を象徴する貴重な宝物だったヒスイを司る女神様が ”奴奈川姫” で、古事記に、大国主命オオクニヌシノミコト)が「”賢し女(かしこい女性)” ”(麗し女(美しい女性)”がいる」という評判を聞いてはるばる出雲から高志の国にいる奴奈川姫に求婚に来たと書かれています。
 この石は流紋岩ですが・・・

【偶偶石】
 偶偶石は抽象。偶偶石は具象。
 描いても、削っても、磨いてもいない、拾ったままの無加工の自然石。無為・無意の自然石に対峙して引き出されるあなたの感じ方。それは”あなた”。それを体感する現代アート
偶偶石(たまたま石) Imaginary stone・Creative stone 】 
描いても、削っても、磨いてもいない、拾ったままの無加工の自然石
 ここには なぜ それが あるのか。
 そこには なぜ これが ないのか。

偶偶石(たまたま石)」は、「作意も作為もない自然石の造形美」が”無為の人の心に訴求する力” を借りて、「鑑賞者が自らの美意識と感性を具現化して、深い余韻と思索をめぐらすことを体感する」現代アートです。「知識という前提を鑑賞者に要求せず、鑑賞者個人のオリジナリティを引き出すことのみを目的」とした現代アートです。『「作者の作意の理解を求めない自然石に対峙することで鑑賞者自らが感じたもの」は、”鑑賞者オリジナルの感性” であり、その存在に気付き深めてもらう』現代アートです。第一フェーズでブログギャラリー展示「偶偶石(たまたま石)」しています。ここではtamatama7373がこの石に「!」と感じたことを、具現化してテキストの形で表しています。次のフェーズで、この石を見た鑑賞者が、各自が「!」と感じたことを、同じく具現化してテキストにしたり、各種言葉や絵で”表現する”という具体的な行為行動に発展します。さらには、鑑賞者自らが自身の美意識・感性”適う石を探して(拾って)、展示(各人のネットにあげるなど)して”各人がみな「鑑賞者→実行者」となって表現と鑑賞を行為者として楽しむ広がりを願う現代アートです。
 探し出した石は、描いたり、削ったり、磨いたりせずに、拾ったままの状態であることだけが条件・ルールです。
 その石が、何億年・何千万年の歳月をかけて、現在、この形と模様に至って存在しているのはたまたまのこと。
 地球の表面は、ほぼほぼ岩石でおおわれていて、その中から、あなたが地球のカケラ、その一つの石を見つけ出したのはたまたまのこと。
 ”たま”は”魂(たましい)”、あなたの魂あなたの美意識と感性は、あなたをあなたたらしめているあなたの魂”。
 お互いの石を鑑賞して、多様な美意識と感性に触れたならば、それはとても豊かな共感と発見の体験となるでしょう。
 

 私の偶偶石(たまたま石)は、国内で自ら拾った石。
 拾って水に浸し洗っただけのもの。描いていません。磨いても削ってもいません。無加工の天然石です。
 自然の”たまたま”が、何千万年もの間に、何層にも交わって作り上げられた造形の結晶です。
 ただの「石」、幼子の「石拾い」は尊くクリエイティブ
 現代アート(Contemporary Art)であり、コンセプチュアルアート(Conceptual Art)であり、抽象造形・抽象絵画(Abstract art, Abstract modeling)。
 地球の内部に秘められた数千度の熱は、ひと時も形態を留めることなくよじれとぐろを巻きながら脱出を試みる。その圧が均衡を崩す時、地球の割れ目からあふれ出し、熱を放ち、盛上り、せり上がり、崩れ、転がり、たどり着いた地にたたずむ。そんな情熱的な彫刻(Sculpture)・オブジェ(Objet)。
 地球の数千万年を、たったひと塊に凝縮したミニマルアート(Minimal Art)。
作者/tamatama7373