版画で知られる葛飾北斎の肉筆画「富士越龍図」の富士山のような流紋岩の紋様石で自然石5×5.7です。
葛飾北斎が90歳の時に描いた絶筆と言われます。
版画ではなく肉筆画なので一点もの。長野県小布施の北斎館が原画を収蔵していて、私も何度も見に行きました。
ここまで紹介した「北斎の石」と名付けた石の1~3はいずれも流紋岩に地中で熱水が染み込んでその鉄分が紋様を描いたものです。
いずれも同じでき方(流紋岩に地中で熱水の鉄分が染み込んだ自然石)なのに、まるで紋様の雰囲気が違うのは興味深いものです。