夏休み明けの初登校日。
夕方、明るい小雨のなか、下校途中の男子高校生。
一人は自転車に乗って、
一人は歩きながら、
並んで帰る二人連れ。
自転車の子は、乗ったまま、歩く子の速度にあわせようと、ハンドルを左右にしきりに振りながらフラフラこいでいく。
歩いている子が、二人の真ん中に傘をさしている。
二人で一つの傘に入って、とにかくたのしそうに話している。
そんなことをしているものだから、
おいおい、二人とも、傘をさしているにもかかわらず、ずぶ濡れ、びしょ濡れ、 シャツが体に透けてはり付いている。
あいあい傘するなら、自転車の子は、自転車を降りて歩いた方がいいんじゃない?
そんなにずぶ濡れなら、いっそ自転車に乗ってシューっと早く帰った方が良くない?
歩いている子も、傘を持って行ったのにそんなにずぶ濡れで帰ったら、君のお母さんは驚くよ。
と、つっこみたいところは多々あるけれど、
そんなことおかまいなしに、話したくて話したくて仕方ない夏休み明けの二人の男子高校生が、いったいどんな話にそんなに夢中になっているのか・・・おかしくて、うらやましい帰り道。
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