このスプリンツチーズが特別なわけではないのです。
ひとつ前のブログに書いたように、地方都市では一年に一度、年末年始にしか入荷しないチーズがあるのです。
もちろん大都市なら一年中ふつうにあるでしょう。
新潟県内でこの一年間に私が見つけることのできたスプリンツチーズは、唯一これだけ。
三越伊勢丹新潟店に、クリスマス直前に、30個だけ入荷するのです。
売切れたらそれで終わり。再入荷はナシ。
年末年始のブログにやたらスプリンツチーズがでてきたのはそのせいです。
年に一度しか食べられないから、ありがたさ100倍の心地で食べていました。
たべもののありがたさの原点に立ち返るようでいいですね。
ネットでならいつでも買えるのだけれど、スプリンツの熟成がすすんでかたく色が濃くなってきたところは好きじゃないのです。
まだ熟成がすすんでいない、白っぽくてやわらかいところが、おいしいのです。好きなのです。
だから、自分の目で見てそういう個体でなければ買えません。
だからネットで買えません。
外側の熟成のすすんだところは固く色が濃くなっています。
内側は白っぽくてやわらかくて、こちらのほうがうま味が感じられて食感も風味も好きです。