料理はほとんどオリーブオイルを使うから、バターはあまり使いません。
あまり使わないけれど、まったく使わないわけじゃないから、やっぱり冷蔵庫に常備しておかなくてはなりません。
そこで、使う頻度がひくいから、なるべくちいさいものを買い置きます。
できるだけすぐ使い切れるようにするのです。
バターが酸化して切り口が変色するのはいやですからね。
そんな実用性を重視してさがすちいさいバターだけど、実用性そっちのけで、ちいさいがゆえのかわいらしさにときめきます。
ちいさいって、かわいい!!
先月の写真。エシレバター 30g。
地方都市では、年末年始の頃だけ(だけーーー!!)多様な食材が店頭に並びます。
そして、年末年始がすぎると、これらはすっかり消えてしまいます。
もう入荷しないのです。
こういうのが店頭に帰ってくるのは次の年末年始。1年後の再会を待つだけです。
でも、そのことが、イヤではないのです。
最近はどんな果物や野菜も一年中店頭に並んでいて旬がなくなったというけれど、地方都市に住んでいてこういう本来季節なんて関係ない高級食材を年末年始しか見ることができないというのは、なんだかかえってありがたくていいかもしれない。と思うのです。
何でもいつでも手に入るイマドキに、”いつもはナイものが、年末年始だけアル”ということが、年末年始の気分を余計に盛りあげてくれるのですよね。いくつもの有名食材店へのアクセス重視で三茶や豪徳寺に住んでいたときは探すことしか考えていなかったけれど、たわいないものの一年後の再会を待つ気長さがいまはたのしみです。そのとき自分がまだそのことをおぼえているかも含めて・・・たいていは忘れて機を逸するのだけれど・・・