酉年だから、チンゲン菜の「鳥盛り」No.3は”白鳥もり”
ゆでた青梗菜の葉っぱ3枚と黒ゴマ。
焼きがんもランチのつけあわせにそえました。
大きい葉っぱ1枚と、チンゲン菜の内側のちいさい葉っぱ2枚。目は黒ゴマ。
3枚とも塩少々を入れた湯でゆでてあります。
大きい葉っぱは、ゆでた後、切らずに葉をくねっと曲げただけ。
小さい葉っぱ1枚は、ゆでて顔に。
小さい葉っぱのもう1枚は、ゆでて、葉の肉厚の部分と、緑の濃くてやわらかい葉の部分に切り分けます。
肉厚の部分はくちばしに。
葉の部分は羽になります。
顔のつくり方は、2017年1月28日のブログのチンゲン菜の”クジャクもり”の写真を見てもらうとよくわかります。チンゲンサイ料理レシピというより盛り方のコツだけですね。
白鳥の体になったチンゲン菜がスプーンのようにくぼんでいるので、そこにゴマスソースをそそぎました。
ゴマスソースは、きょうのブログの「ねりごま」と「ペルシュロンの種入りマスタード」を1:1で入れ、そこに適宜、水と塩を入れて好きなゆるさにします。適宜としているのは、乳化剤の入らないねりごまなので、すくい方次第で、油分の入り方が変わるので、ケースバイケースで調整してもらえたらいいからです。
ゴマスソースは、2017年1月20日の秋鮭のゴマスソース と同じもの。その水の量を少々ふやして、塩少々をくわえたものです。
ねりごまと粒入りマスタードの1:1をおぼえておくだけで、これを水で適宜伸ばして塩で調整すると、多くの食材や料理に使えますよ。塩はもちろんあら塩で。
冬のチンゲン菜はとても甘いんです。
このところチンゲン菜押しなのは、新潟県産のあま~いチンゲン菜がお店によく並んでいるから。
チンゲン菜の甘さをよく味わうために、砂糖をくわえずに食べましょう。おいしいですよ。
ところで、この写真は何の付け合せ?
キッシュ?
いえいえ、焼きがんも・・がんもどきをグリルで焼いたものです。
2016年12月13日のブログにも書いた心豆庵のがんもどきです。
どんながんもどきでも、焼いておいしく食べられるわけではないのです。
このがんもどきは、小麦粉を使わず、山芋を使っているから、焼いても・・というか、焼くと余計においしくなるのです。
お好み焼きを思い出すとよくわかります。
、小麦粉だけで作ったものにくらべて、山芋をいれたものは、ふんわりしっとり、うまみもギュッとつまった味の濃いお好み焼きになるでしょう。がんもどきも同じことです。
使われている大豆の量が少なくて、小麦粉でつないだだけのがんもどきだと、焼くとぱさぱさ、かさかさになるだけです。
焼きがんもにチンゲン菜をそえた、朝食です。
ハンバーグや生姜焼きのように茶色い食べ物の付け合せに、白鳥もり、いいですよ。
かわいい料理は、ただ食材であそんでいるわけではないのです。チンゲン菜の曲線と白鳥の曲線・・・自然界の造形美がシンクロするたのしさをお皿のうえであじわう