酉年だから、チンゲン菜の「鳥盛り」No.1は”クジャクもり”
ゆでた青梗菜だけで作ります。
・・というより、ゆでたチンゲン菜を小鉢に盛ればただのおひたしだけど、お皿にこんなふうに盛って、ちょっとした一品にしちゃいます。
ごまかし?
・・いえいえ料理です。
見栄えのする「チンゲン菜のおひたし」です。
すきなあわせダレやドレッシングでどうぞ。
つくり方は、ゆでて、切って、写真のように盛り付けるだけ。チンゲンサイ料理レシピ。といっても盛り付けのコツだけだから簡単です。
目は黒ゴマ。
チンゲン菜をむいていくと、次々に小さい葉があらわれて、その形がなんともいえずかわいいですよね。
その小さな葉を見ていたら、孔雀になりました。
まんなか近く、長さ3、4センチの葉の、頭にする葉だけゆでずに使います。
せっかくの個性的な葉の形が、ゆでたら失われてしまいますから。
この部分です。左があたま。右は葉の部分を切り落とすと、そのままでくちばしになります。
並べるとき、ボディー用に葉を2枚だけ、ゆでたあと切らずにとっておき、まんなかに伏せて2枚かさねます。
あとは切ったものを下から放射状に並べていくだけ。
葉の先から4センチくらいのところは、白い筋がとおっていて、いかにも孔雀の羽らしいですよね。
これは広げて、器のいちばん外側に使えます。
いくらでも広がるので、だからむずかしいことは考えずに下からどんどん盛り付けて、最後にこの葉をひろげて調整すればいいのだから簡単です。
写実的に描こう・・なんて思うとむずかしくなっちゃうのです。
アートだと思って、大胆に盛っていけばいいのです。
この孔雀も、よくみるとなんだかメタボ孔雀で、ともするとイワトビペンギンみたいなぼてぼてした体つきなのだけれど・・・そんなこと、ぜーんぜん気にしないから!
かわいい料理だけど、食べものでただあそんでいるわけではありません。これはチンゲン菜のかたちをしみじみ味わうためのかわいい料理なのです。
いつもみどり色の長方形になって食卓にあがるチンゲン菜だけど、よく見ると、こんなにキュートな形なの。