お正月やお祝い事のお膳の先付けにと、おめでたい宝船をつくりました。
風に舟の舳先をあげて、帆を立てているのは、宝船の意匠です。
これはスイスのチーズ”スプリンツ”
チーズスライサーで削るので、ゆるやかに反るところがちょうどいい感じになりました。
しらす干しは、4回前のブログに書いた”しらす干しのタメコリフェ”
しらす干のタメコリフェは、つくりおいておくと、黄色がこんなふうに鮮やかさを増すのです。
まるで黄金の輝き!
宝船にこぼれんばかりの黄金が満載されている感じはおめでたさ一層です。
しらす干のタメコリフェは黄金に見えますが、
これをそのまま、あふれんばかりの魚とみれば、大漁船に見えて、これもまた縁起いい。
お正月やお祝い事のお膳にぴったりでしょ。
そして何よりとても美味しいのです。
カレー風味のシラスと、コクのあるスプリンツのまろやかな風味がお互いに引き立てあっているのです。
これはスプリンツだからおいしくなるのです。
同じハードタイプでも、パルミジャーノレッジャーノでは、塩味がまさっていてしらす干しの塩みばかり強調されて角のある味になってしまいます。
スプリンツとパルメザンチーズでは、まろやかさが違うのです。
和食の品が多くなるお正月に、スプリンツの塊をひとつ買っておくととても重宝します。
塩味、お醤油味に飽きてきたころ、その品のうえにスプリンツをスライスするだけで、また違う味わいの品としてよみがえる位のインパクトがあるのです。