ヒスイで有名な糸魚川の海岸だけど、貴金属的価値や鉱物的価値がないからという理由だけで足元に無数に転がっているただの小石に眼を留めないとしたら、それはもったいないことです。
この石の模様は、だれかが描いたアートじゃありません。
何千万年もの歳月をかけて、自然に生まれた模様です。
だれかが描いたんじゃないって言ったけど、だれが描いたかといえば、それは”地球”です。
だれかと一緒に海岸で石をさがすとおもしろいよ。
100人いたら100人それぞれに、違う石を拾ってくるでしょう。
拾ってきた石には、拾った人の感性がそのまんまあらわれていて、拾った人のことあらためて「いいな」って見直しちゃうでしょう。
この石を拾った糸魚川の海岸は、世界ジオパークに認定されたけれど、見わたすかぎり遥か昔から大きなストーンミュージアムです。