滋味日日・・よく食べることはよく育むことだから

食べものにていねいにむきあうと、食べものは思わぬ底力をみせてくれるものです。驚かされて、感謝して・・・そういうところに ”滋味” は育まれて・・・

「奇跡の石の物語」15  第2章「石の絵本」のほんとうの物語 p.2


「大雨石」のほんとうの物語


小雨石とおなじ”しま模様”。


でも、大雨石のしま模様は、
小雨石のしま模様と、
できた時期
でき方
できた場所
まったく違っているのです。


大雨石は
2億年前(ジュラ紀)に生まれました。


はじまりは
おおきな地震です。


大きな地震がおこり
山が崩れました。


崩れた土砂が下にたまるとき、
重い土砂の粒は、下にたまりました。
軽い土砂の粒は、上にたまりました。
こうしてひとつの”しま模様”ができました。


このことから、
この石ができた場所がわかりました。


水の中。
つまり、海でできたのです。


地震で崩れた土砂が、
重いものと
軽いものに
”わかれて”たまったのは、
そこが水の中だったからです。


おおきく重い粒がたまった層が、
あかるい”しま”です。
砂岩です。


ちいさく軽い粒がたまった層が、
くらい”しま”です。
泥岩です。


それなのでこの石は
「砂岩泥岩互層」の石
といいます。


おおきな地震が一つおこると、
”しま”が一つ生まれます。
(あかるいしまとくらいしま、二つでワンセット)


つまり、
しまの一つ一つが、
大きな地震のあとなのです。


そして、
一回の地震が大きいほど、
しまの巾は、
広くなるのです。


太古の昔におこった
おおきな地殻変動の一つ一つが、
まるでバーコードのように
記録されているのです。


しましまの層は、
やがて大きな地殻変動がおこって隆起します。
さらに地震や大きな地殻変動がおこって、
崩れ、
崩れた岩は
川に流され、
削られ、小さくなり、
海に流れ着き、
さらに
削られ、小さくなり、
海岸にうちあげられて、拾われました。


これが、
大雨石の
ほんとうの物語です。


新潟県糸魚川市の海岸で拾いました。


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